Tuesday, July 05, 2016 11:19 AM

人質の元講師、犯行関与か テロ前、過激派勧誘で聴取

 バングラデシュ飲食店襲撃テロで人質となった大学元講師の男が以前、学生を過激派にリクルートしていた疑いで警察の事情聴取を受けていたことが5日、大学関係者の話で分かった。テロ主犯格は以前この大学に通っており、元講師が犯行に関与した疑いが浮上。治安当局は元講師を拘束し、過激派ネットワークの解明を急いでいる。

 元講師は、射殺された実行犯のうち主犯格とされるニブラス・イスラム容疑者が一時通っていた首都ダッカの私立大学の元講師。テロ発生時、家族と共に店内におり、2階で実行犯の近くに立って、たばこを吸う様子が動画に写っていた。元講師は治安部隊の突入前に解放された。

 一方、ロイター通信は5日、実行犯として警察が公表したうちの1人は人質となった飲食店料理人で、突入時に治安部隊が誤って射殺した可能性があると伝えた。警察がミスを示唆したという。(共同)