Monday, October 20, 2025 7:18 AM
ステランティスとポニーAI、欧州でロボタクシーを共同開発へ
ステランティスと自動運転技術開発の中国企業、小馬智行(ポニーAI)は、欧州におけるロボタクシー(自動運転タクシー)の開発と展開加速で提携した。
オートモーティブ・ワールドによると、提携はルクセンブルクに本社を置くポニーの欧州部門を通じて行われ、レベル4自動運転システムの安全で拡張性が高く効率的な都市型移動ソリューションを共同開発する。
具体的には、ステランティスの中型バン向け自動運転システム用プラットフォーム(コードネーム「K0」)の電気自動車(EV)版に、ポニーAIの先進的な自動運転ソフトウェアを統合する。数カ月以内にルクセンブルクでプジョー「e-Traveller」をベースとした試験車両の展開を開始し、2026年から欧州各都市に段階的に拡大していく計画。実地試験では、安全性、性能、規制対応の検証に重点を置く。
提携の初期段階では、ステランティスが欧州市場で最大シェアを握る小型商用車(LCV)セグメントが中心となる。ステランティスは「Pro One」を中心に幅広いLCVラインアップを提供。そのサイズ、柔軟性、総保有コストおよび効率性により、コンパクトなロボタクシーから8人乗りの多目的バンまで幅広い用途に対応し、欧州の多様な移動環境に合わせた柔軟な拡張ソリューションが可能になる。
今回の協業はLCVが中心だが、将来は貨物と旅客の両方を対象とした自動運転モビリティーサービスなど、幅広い展開を目指す。