Friday, January 06, 2017 12:21 PM

自動運転の最新技術競う 米見本市開幕、AI進化

 世界最大の家電見本市「CES」が5日(日本時間6日)、ラスベガスで開幕した。人工知能(AI)の進化を利用し、日産自動車は無人運転に取り組む方針を表明。ホンダやトヨタ自動車も最新の自動運転技術を導入した試作車を競って公表するなど、従来の家電メーカーに代わり、自動車大手が主役となっている。

 日産のカルロス・ゴーン社長がCESで初めて基調講演し、2020年に都市での完全自動運転を達成した後に、「車を遠隔地から集中操作する無人運転の達成を目指す」と述べた。IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)と組み、東京で無人運転技術の商業利用を目指すことも表明した。

 ホンダは、人間の感情に似たプログラムを持つコンセプト車「NeuV(ニューヴィー)」を出展した。将来的には運転手の気分を推測して店舗まで行ってコーヒーを注文するといった機能の実現を目指す。(共同)