Tuesday, January 10, 2017 4:46 PM

次期長官「人種差別」否定 抗議相次ぎ、中断も

 トランプ次期大統領が司法長官に選んだセッションズ上院議員に対する上院司法委員会の指名承認公聴会が10日午後、引き続き開かれ、セッションズ氏は自身の姿勢が人種差別的だとの見方を「誤っている」と否定した。民主党議員は保守強硬派の同氏の起用に「深い懸念」を表明、傍聴席では抗議のため立ち上がる人が相次ぎ、その度に議事が中断した。

 連邦捜査局(FBI)など捜査・司法当局を束ねる司法長官は犯罪対策や移民政策に大きな影響力を持つ。市民団体などはセッションズ氏が就任すると、マイノリティの人権が軽視されることを懸念している。

 セッションズ氏は公聴会で、性的少数者(LGBT)の権利など人権を守る考えを強調する一方、メキシコなどからの不法移民を徹底的に取り締まる方針を表明した。(共同)