Wednesday, January 11, 2017 12:11 PM

EU出身者に課税検討 英、年1000ポンド

 英国のグッドウィル移民担当閣外相は上院で11日、英国が欧州連合(EU)を離脱した場合、英国内で英国企業に雇われているEU加盟国出身の熟練労働者に対し、年間1人当たり1000ポンド(約14万円)の課税を検討していると明らかにした。英メディアが伝えた。

 実際に導入されるかどうかは不明だが、波紋を呼びそうだ。英国への移民流入を制限し、英国人の雇用を増やす狙い。税収は英国人の職業訓練に充てるという。

 英国はインド人IT技術者などEU域外からの熟練労働者に対して、同様の課税措置をことし4月から開始する。(共同)