Tuesday, January 24, 2017 12:08 PM

前欧州議会議長を擁立へ 9月の独総選挙で社民党

 ドイツ連立与党の中道左派、社会民主党(SPD)が今年9月の連邦議会(下院)選挙の首相候補にシュルツ前欧州議会議長を擁立する見通しとなった。週刊誌シュテルン(電子版)が24日、ガブリエル党首の話として伝えた。シュルツ氏は連立を組む保守、キリスト教民主同盟(CDU)のメルケル首相に挑む。

 選挙戦では二大政党のSPDとCDUの対決となる。ガブリエル氏は同誌に対し、首相候補と党首の座をシュルツ氏に譲る考えを明らかにした。

 ガブリエル氏自身の支持率が低迷する中、シュルツ氏を擁立した方がSPDに有利と判断した。ガブリエル氏は経済・エネルギー相を辞任し、外相に就任する意向も示した。(共同)