Tuesday, January 24, 2017 5:48 PM

モスル東部から完全掃討 対イスラム国でイラク軍

 イラク軍は24日、過激派組織「イスラム国」(IS)のイラク内最大拠点、北部モスルの東部地区からISを完全に掃討したと発表した。AP通信などによるとアバディ首相は24日、ISからの東部地区の「解放」を宣言した。

 イラク軍などは、モスル中央を流れるチグリス川の西部地区に掃討作戦を進める方針だ。ただ国連は、モスル西部に市民ら最大75万人が取り残されていると推定。ISはこれまでも市民を「人間の盾」にするなどして抗戦しており、作戦は難航する見通し。人道危機の深刻化も懸念されている。

 軍などのモスル奪還作戦は昨年10月に始まったが、長期化している。(共同)