Thursday, July 07, 2016 10:53 AM

バングラデシュ東部で爆弾テロ 3人死亡、祝祭標的か

 バングラデシュ東部のキショルガンジ近郊で7日、男が警察の検問所に爆弾を投げ込むテロがあった。地元テレビによると、爆発の後、8人の男が警官隊と銃撃戦となり、警官2人と市民1人が死亡、約10人が負傷した。同国は7日、イスラム教のラマダン(断食月)明けの祝祭期間に入り、現場近くでは数万人が参加して集団礼拝が行われていた。

 1日に首都ダッカで起きた飲食店襲撃テロを受け、モスク(礼拝所)など各地の施設では厳戒態勢が敷かれていた。過激派組織「イスラム国」(IS)が5日までにバングラデシュで新たなテロを起こすと予告したばかりで、警察が関連を捜査している。

 実行犯のうち1人が死亡、4人が拘束され、3人が逃亡した。実行犯らは銃と大きな刃物を持っていたという。ハシナ首相はテロを受け「イスラムの敵は、この大地に居場所はない」と激しく非難した。(共同)