Thursday, July 07, 2016 1:22 PM

国連総長選に新女性候補 温暖化対策のフィゲレス氏

 コスタリカのソリス大統領は7日、年末に任期満了を迎える国連の潘基文事務総長の後任として、コスタリカ出身の女性で、国連気候変動枠組み条約のクリスティアナ・フィゲレス前事務局長の立候補を国連に届け出ると発表した。ロイター通信などが報じた。

 フィゲレス氏は地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」の取りまとめに尽力した。国連初の女性トップ誕生への期待が高まっている。事務総長選への立候補を正式に届け出れば、全体で12人目、女性として6人目の候補者となる。

 フィゲレス氏は2010年に事務局長に就任。昨年、パリで開かれた同条約の締約国会議(COP21)で、対立する先進国と途上国の橋渡し役を務め、複雑な交渉を合意に導いた。6日に事務局長の任期満了を迎えた。(共同)