Thursday, July 07, 2016 1:23 PM
同時テロ協力容疑で男逮捕 独検察、国境警備を偵察か
ドイツ連邦検察庁は7日までに、昨年11月のパリ同時多発テロの主犯格とされるアブデルハミド・アバウド容疑者に協力していた容疑で、アルジェリア人の男(20)を逮捕した。男は2015年6〜8月にアバウド容疑者の指示でシリアからバルカン半島経由でドイツへ移動し、欧州の国境警備の現状を偵察、報告していた疑いが持たれている。
パリ同時多発テロでは実行犯が難民に紛れて欧州に移動していたことが分かっており、男の情報がテロ計画に反映された可能性がある。
連邦検察庁によると、男は14年にアルジェリアからシリアに渡り、過激派組織「イスラム国」(IS)に加わった。昨年8月に起きたオランダ・アムステルダム発パリ行きの国際特急列車タリスで乗客2人が負傷したテロの容疑者にも欧州に密入国する方法を伝えていたとされる。(共同)
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