Monday, February 06, 2017 12:08 PM

微量血液で膵臓がん発見 米チームが開発

 発見が困難な膵臓がんを微量の血液を調べるだけで、早期に高い精度で見つけられる手法を、ヒューストンメソジスト研究所などのチームが開発し、6日付のオンライン科学誌に発表した。

 膵臓がんの細胞が放出した血液内のタンパク質をとらえ、検査キット内の物質が光を発する仕組み。チームは「簡単で安価」と利点を強調している。

 膵臓は「沈黙の臓器」とも言われ、早期のがんには症状がないため、発見が難しく、死亡率も高い。国立がん研究センターによると、国内の年間死亡者数は約3万人。診断手法の開発が課題となっている。(共同)