Friday, July 08, 2016 10:25 AM

オバマ氏、混乱回避促す EU首脳と英離脱巡り協議

 欧州歴訪中のオバマ大統領は8日、ポーランドの首都ワルシャワで欧州連合(EU)のトゥスク大統領らと会談した。英国がEU離脱を決めたことについて「欧州統合の不確実性が高まった」と指摘し、混乱を最小限に抑えるため、円滑な離脱に向けた「現実的かつ協力的」な交渉に期待を表明した。

 6月の英国民投票でEU離脱派が勝利した後、オバマ氏がEU首脳と会談するのは初めて。

 オバマ氏は会談後の記者会見でキャメロン首相との議論にも言及し、「誰もが混乱を回避したいと考えている」と指摘。米国と欧州の同盟関係に対する英離脱の影響を否定し、「欧州は米国にとって欠かせないパートナーだ」と米欧の連携を確認した。(共同)