Tuesday, February 14, 2017 6:26 PM

核禁止交渉の参加要請 中南米・カリブが宣言

 中南米とカリブ地域の全33カ国が結ぶ非核地帯条約「トラテロルコ条約」の調印50周年を記念する国際会議がメキシコ市で14日、開かれた。各国代表は3月に国連で始まる「核兵器禁止条約」制定交渉への参加を全国連加盟国に求める共同宣言を採択した。

 日本は交渉参加の是非を明らかにしていない。米国の核抑止力依存が背景にあるが、唯一の被爆国として対応が注目される。

 メキシコのペニャニエト大統領は「トラテロルコ条約は世界の平和と安定に対する最も強力で重要な貢献だ」と演説し、今後も中米諸国が核軍縮を主導していく決意を示した。(共同)