Wednesday, February 15, 2017 10:38 AM
米国防長官、同盟重視確認 NATO、負担増も要求
北大西洋条約機構(NATO)は15日、ブリュッセルの本部で国防相理事会を開いた。米国からはマティス国防長官が出席。トランプ政権発足後、米国の閣僚が国際会議に参加するのは初めてで、マティス氏は米国が同盟を重視する立場を確認すると同時に、NATO加盟国に防衛費の負担増を求める構えだ。
マティス氏は理事会開幕に先立ち、記者団に「(ロシアがウクライナ南部クリミアを強制編入した)2014年の出来事は厳しい現実を突き付けた」と述べ、ロシアへの警戒心を表明。NATOは米国と欧州諸国をつなぐ絆の「基盤だ」と強調した上で、全ての加盟国は同盟を守るための「応分のコスト」を負う必要があると訴えた。
理事会は16日までの2日間で、加盟国による防衛費の支出増や過激派組織「イスラム国」(IS)掃討での連携などが議題。トランプ大統領も参加予定の5月下旬のNATO首脳会議に向けて意見調整を図る。(共同)
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