Wednesday, February 15, 2017 10:39 AM

金正男氏、北朝鮮が暗殺 マレーシア、容疑者拘束

 韓国統一省報道官は15日、マレーシアで死亡した北朝鮮人男性について、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄の金正男氏(45)で、殺害されたのが「確実視される」と発表した。韓国当局は北朝鮮指導部が指示、情報機関の偵察総局が犯行を主導したとみていることを明らかにした。金正恩政権が発足した5年前から暗殺は「永続的な命令」になっていたという。マレーシア警察は15日、容疑者とみられる女を拘束した。

 正男氏は13日、クアラルンプール国際空港で体の異常を訴え、死亡した。接触した女2人が毒物を使ったとみられる。拘束された女は犯行直後の時間帯に防犯カメラに写っていた。所持していた旅券ではベトナム国籍で28歳という。

 地元メディアは、警察が女と一緒にいたベトナムや北朝鮮国籍の男女5人の行方を追っていると伝えた。(共同)