Wednesday, February 15, 2017 10:39 AM

信頼醸成、中東和平協議へ 米イスラエル首脳会談

 トランプ大統領は15日、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで初めて会談する。オバマ前政権で冷え込んだ両国関係強化に向け首脳間の信頼醸成を図る。イランへの対処、過激派組織「イスラム国」(IS)対策、パレスチナ自治政府、イスラエル間の中東和平交渉再開などを協議する見通しだ。

 中東和平について、トランプ政権はブッシュ(子)元政権時代から米国が堅持してきたパレスチナ国家樹立による「2国家共存」案に対する賛否を明確にしていない。

 ただ、ホワイトハウスは今月2日、イスラエルによるユダヤ人入植地拡大は中東和平実現の助けにならないとする声明を発表。トランプ氏もイスラエル紙のインタビューに入植地拡大は「和平実現のために良くない」と答えた。イスラエルに肩入れしすぎないよう軌道修正も図っている。(共同)