Tuesday, February 21, 2017 10:42 AM
廃棄物仮置き場、減少せず 福島、住民帰還の妨げに
東京電力福島第1原発事故で発生した福島県内の除染廃棄物について、第1原発周辺の11市町村内の仮置き場が昨年9月に事故後最多の279カ所となり、今年1月末時点でも271カ所と高止まり状態となっていることが21日、環境省への取材で分かった。
廃棄物を保管する中間貯蔵施設(同県双葉町、大熊町)の整備が遅れていることが原因。県内では避難指示の解除が進むが、廃棄物が入った黒い袋があちこちで山積みになっていることへの不安が住民帰還の妨げになっており、地元は早期の搬出を強く求めている。
今年1月末時点の保管量は1立方メートル入りの袋で約746万袋に上る。仮置き場は2012年から設置が始まり、環境省は3年程度保管した後に廃棄物を中間貯蔵施設に運び出すと説明していた。(共同)
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