Tuesday, February 21, 2017 10:44 AM
オランダ極右、勢いに陰り トランプ氏不人気影響か
欧州で今春以降相次ぐ各国選挙の行方を占うオランダ下院選(3月15日実施)で、支持率トップの極右、自由党(PVV)の勢いが鈍ってきた。予想獲得議席で一時10以上引き離していたルッテ首相率いる中道右派、自由民主党(VVD)との差が縮小。ウィルダースPVV党首が称賛してきたトランプ大統領のオランダでの不人気が影響したもようだ。
「オランダを再び私たちのものに」。ウィルダース氏は同党が選挙運動を本格化させた18日、同国第2の都市ロッテルダム郊外の町で強調した。モロッコ系住民らは治安を乱す「くず」だと暴言を吐き、イスラム系移民の排斥を訴えた。
ウィルダース氏は先月のトランプ大統領就任直後、ドイツでの欧州極右勢力の会議で「昨日は自由な米国。明日は新しい欧州だ」と述べて自らをトランプ氏になぞらえてきたが、欧米メディアによると最近はトランプ氏に触れていない。(共同)
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