Tuesday, February 21, 2017 10:45 AM

石原氏の証人喚問で合意 都議会4会派、3月に

 東京都議会の主要4会派は21日、豊洲市場(江東区)の移転問題を検証する調査特別委員会(百条委員会)の設置案を22日に共同提出することで合意した。22日の本会議で出席者の過半数の賛成により可決されるのは確実で、都議会に2005年以来、12年ぶりに百条委が設置される。4会派は石原慎太郎元都知事らの証人喚問を3月18日から20日の間に実施することも合意した。

 定例会は22日に開会し、会期は3月30日までの37日間。百条委の強い調査権を行使し、土地購入の経緯などで新事実を突き止め、石原氏らの責任を追及できるのかが最大の焦点だ。小池百合子都知事が初めて編成した2017年度予算案も審議する。

 関係者によると、百条委では、都と東京ガスの土地買収交渉の経過や、土壌汚染対策の盛り土がなされなかった経緯などを調査する。地下水モニタリング調査結果の検証は調査事項に入らず、都中央卸売市場を担当する経済・港湾委員会で審議される見通し。(共同)