Tuesday, February 28, 2017 10:32 AM

全国巡る聖火リレー歓迎 五輪相、ルール緩和へ総力

 丸川珠代五輪相は28日の閣議後の記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が検討を始めた聖火リレーについて、東日本大震災からの「復興五輪」をテーマとして47都道府県を前提に被災地を重点的に回る基本方針を歓迎した。「全ての国民がほぼ納得していただけるものだと思う」と述べた。

 国際オリンピック委員会(IOC)が聖火を分けずに100日以内で行うとする厳格なルールを定めていることを踏まえ「問題はどうやって形にしていくか」と指摘し、「実現のためにルールの緩和を引き続き、総力を挙げてお願いしていきたい」と強調した。

 五輪開催費用の負担問題で都外の会場整備について話し合う国、都、組織委、自治体による作業チームが27日に3回目の協議を開いたことには「自治体の皆さんが納得しないと前に進まない話。第4回の会議を開催する方向で調整が行われることは大変前向きに歓迎している」と述べた。(共同)