Tuesday, February 28, 2017 10:37 AM

課税持ち出せば再交渉中止 NAFTAでメキシコ

 メキシコのグアハルド経済相は、トランプ大統領が再交渉を目指す北米自由貿易協定(NAFTA)について、米側がメキシコからの輸入品への課税を持ち出した場合に交渉を中止する考えを示した。ブルームバーグ通信が27日、インタビュー記事を報じた。

 グアハルド氏は「米国が自動車に20%の関税をかけると言った瞬間に、テーブルを立つ」と述べた。メキシコはNAFTAを解消するつもりはないとしながらも、米側が求める課税強化に関しては話し合いも拒否する姿勢を示した。

 一方でNAFTAに関し、当初の交渉時に含まれていなかった電子商取引や通信、エネルギー産業関連の条項を加えることで改良できるとの考えも示した。(共同)