Tuesday, February 28, 2017 12:25 PM

戦闘3カ月で160人死亡 ミャンマー・シャン州

 ミャンマー国軍は28日、昨年11月以降に北東部シャン州で起きた軍と少数民族武装勢力との戦闘で少なくとも160人が死亡したと発表した。ミャンマーのメディアが報じた。

 新政権を事実上率いるアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は、国内の約20の少数民族武装勢力との和平を最優先課題に掲げている。近く武装勢力を集め和平会議を開く予定だが、シャン州での戦闘激化で難航が予想される。

 シャン州では昨年11月20日、武装勢力が軍施設や警察署などを襲撃し、軍が掃討作戦を展開。軍によると、約3カ月間で軍兵士約70人、武装勢力約45人が死亡したほか、民間人や警察官にも多くの犠牲者が出た。(共同)