Tuesday, February 28, 2017 4:48 PM

米中対話の定期化一致 関係構築へ外交トップ

 ティラーソン米国務長官は2月28日、訪米した中国外交担当トップの楊国務委員とワシントンの国務省で初めて会談した。建設的な2国間関係や政府高官による米中対話を定期的に開催することが重要だとの認識で一致した。国務省が発表した。

 会談で楊氏はティラーソン氏の訪中を要請した。ティラーソン氏は謝意を表明し「近い将来の訪問」に関心を示した。両国は首脳会談実現に向けた調整を進めるとみられる。

 会談で双方は、北朝鮮の核開発に対する互いの懸念を話し合った。具体的な内容は明らかになっていないが、トランプ米大統領は北朝鮮を抑止する上で中国が影響力を十分に行使していないとして不満を強めており、中国側に圧力強化を求めた可能性がある。(共同)