Wednesday, March 01, 2017 10:03 AM

ピーチ就航5年、競争激化 LCC、低価格で規模拡大

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが1日、就航から5周年を迎えた。LCCは低価格を最大の武器に利用客を着実に増やし、日本を拠点にする4社は新規路線の開拓など規模拡大を進めるが、需要の取り込みに向けた競争も熱を帯びてきている。

 ピーチが拠点とする関西空港では同日、客室乗務員らが5周年を祝うオリジナルのキーホルダーを乗客に配布。記念セレモニーで井上慎一最高経営責任者(CEO)は「ピーチの物語は始まったばかりだ。北東アジアのリーディングLCCを目指す」と力を込めた。

 ピーチは日本初のLCCとして、2012年3月に関空-札幌、関空-福岡線の2路線から運航を始めた。現在は国内線、国際線を合わせて27路線に増え、平均搭乗率も8割台と高い水準で推移。5年間の累計旅客数は1700万人を超えた。(共同)