Wednesday, March 01, 2017 10:03 AM

大野が世界選手権を回避 五輪金、選抜体重別を欠場

 リオデジャネイロ五輪柔道男子73キロ級金メダルの大野将平(旭化成)が、2連覇が懸かる今夏の世界選手権(ブダペスト)出場を回避することが1日、決まった。天理大大学院での学業優先のためで、全日本柔道連盟(全柔連)の金野潤強化委員長は「今年は出場を目指さないとの連絡があった」と明らかにした。

 同日、世界選手権の最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(4月1、2日・福岡国際センター)の欠場が発表された。リオ五輪以降の大野は本格的な稽古を再開しているが、実戦からは離れている。欠場理由について「修士論文の作成を優先し、世界選手権出場に向けての調整が困難であるため」としている。

 リオ五輪女子63キロ級代表の田代未来(コマツ)も昨年11月に手術した左手首が回復せず、欠場が決まった。復帰まで約2カ月を要する見込み。男子73キロ級は竹内信康(筑波大)、女子63キロ級には佐藤美咲(立命大)が代替出場する。(共同)