Thursday, March 02, 2017 12:47 PM

地価上回る撤去費想定か 学校用地、算定の半年前

 学校法人「森友学園」が取得した大阪府豊中市の国有地のごみ撤去費用について、国が見積もったとする時期より約半年前に、財務省などが、地価を上回る10億円以上の費用がかかると想定していたとするメモがあることが2日、分かった。民進党が業者側から入手したメモを明らかにした。

 国は、地下9.9メートルのごみを見込んで撤去費など8億円余りを2016年3〜5月に算定したと説明。評価額の9億5600万円から差し引いて売却した。

 メモを入手した民進党衆院議員は「初めから10億円以上のごみが埋まっていると分かっていて、学園に土地を安く売るため、ごみ撤去費を値引きするシナリオを描いたのではないか」と指摘している。(共同)