Thursday, March 02, 2017 12:48 PM

シリア軍がパルミラ再奪還 ロシア国防相が表明

 タス通信によると、ロシアのショイグ国防相は2日、シリアのアサド政権軍がロシア空軍の支援を得て、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配していたシリア中部の世界遺産都市パルミラを再び奪還したとプーチン大統領に報告した。ペスコフ大統領報道官が明らかにした。

 ISは2015年5月にパルミラを制圧し、世界遺産の遺跡内の建物を「非イスラム的な偶像」などと称して次々に破壊した。政権軍とロシア軍が昨年3月に奪還し、遺跡再建の動きが始まっていたが、昨年12月に再びISが占拠していた。

 シリアでは、ロシアや、反体制派を支援するトルコの仲介で昨年12月に政権と反体制派の停戦が発効。ただし、ISなどの過激派組織は対象外で、政権軍などが掃討作戦を続けている。(共同)