Thursday, March 02, 2017 12:48 PM

銀行規制の決定を再延期 バーゼル委

 世界の金融当局でつくるバーゼル銀行監督委員会は2日、国際的に業務を展開する巨大銀行に対する新たな資本規制「バーゼル3」の最終決定を再延期したと発表した。リスク資産の評価手法や資本要件に関し、日米欧の意見が一致しなかったことなどが理由という。

 トランプ大統領は2月、金融規制の大幅緩和に向けた大統領令に署名しており、規制強化を目指すバーゼル委の議論に影響を及ぼす可能性がありそうだ。

 新たな資本規制は日本の金融大手では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3社が対象となる。(共同)