Thursday, March 02, 2017 5:01 PM

天野氏、米国務長官と会談 イラン核合意を協議

 ティラーソン国務長官と国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は2日、首都ワシントンの国務省で会談した。トランプ大統領が見直しを示唆しているイランと欧米など6カ国による核合意について協議したとみられる。

 トランプ氏は2月のインタビューで、核合意により「イランに17億ドル(約1950億円)払った。過去最悪な取引だ」と非難。見直しの可能性については「何が起きるかそのうち分かる」と語っていた。

 一方、天野氏は昨年12月、イランのロウハニ大統領との会談で「核合意は偉大な成果で、強く支持する」と発言。2月のIAEA報告書によると、イランは低濃縮ウラン保有量の制限を守るなど核合意を順守している。(共同)