Tuesday, July 12, 2016 10:10 AM
昭和基地で400ppm超え CO2濃度、国立極地研
国立極地研究所は12日、南極の昭和基地で測定した大気中の二酸化炭素(CO2))濃度が、5月14日に400.06ppmになったと発表した。1984年の観測開始以来、400ppmを超えたのは初めて。
既に400ppmは世界各地で観測されているが、工場や発電所などの排出源が集中する北半球から離れた南極でも大台を超えたことになり、地球温暖化問題の深刻さが改めて示された。
極地研によると、6月には1カ月の平均が400.51ppmになった。昭和基地での昨年の濃度は約398ppmで、最近10年は年に約2ppmのペースで増加しているため、今年か来年には年平均でも400ppmを超えると予想される。産業革命以前の世界の大気中CO2濃度は約280ppmだった。(共同)
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