Friday, March 10, 2017 1:19 PM

法王、9月にコロンビアへ 対話促し、和平前進後押し

 ローマ法王庁(バチカン)は10日、法王フランシスコが9月6〜11日の日程でコロンビアを訪問すると発表した。コロンビア和平に尽力して昨年のノーベル平和賞を受賞した同国のサントス大統領らから招待を受けた。法王は全ての当事者に誠実な対話を促し、和平の前進を後押ししたい考えだ。

 コロンビアでは政府と左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)の内戦が半世紀以上続いたが、昨年11月に和平が成立。法王は同12月にバチカンで、サントス氏と和平案に反対したウリベ前大統領の双方と会談し、平和構築を訴えた。

 サントス氏は10日に記者会見し「今回わが国だけに来てくださることは光栄だ。法王はコロンビア人の和平構築を支援するために来られる」と述べた。滞在中は首都ボゴタや中部メデジンなどを訪れる予定。(共同)