Tuesday, July 12, 2016 5:47 PM

南スーダン「停戦維持」 国連報道官、散発的に銃撃

 国連のドゥジャリク事務総長報道官は12日の定例記者会見で、南スーダン首都ジュバで続くキール大統領派と元反政府勢力トップ、マシャール第1副大統領派の戦闘について「散発的に発生している銃撃を除けば、おおむね停戦が守られている」と述べた。

 会見でドゥジャリク氏は停戦を歓迎した上で、今回の戦闘によってジュバで少なくとも3万6000人が自宅を追われたと指摘し「人道状況は深刻だ」と強調した。空港は民間機の離着陸を停止しているが、空港自体の封鎖は解かれたという。

 ジュバでは8日に大規模な戦闘が始まり、270人以上が死亡した。ほぼ連日戦闘が続いたが、キール氏とマシャール氏は11日、それぞれの指揮下にある兵士らに戦闘を停止するよう命令した。ロイター通信によると、12日には建物内などに避難していた市民が町中を歩く姿が見え始めた。(共同)