Monday, March 20, 2017 11:32 AM

最新の情報通信技術を披露 独見本市で日本企業

 世界最大級の情報通信技術の見本市「CeBIT(セビット)2017」が20日、ドイツのハノーバーで開幕した。日本は100を超える企業や団体が出展。あらゆるものがインターネットでつながる「モノのインターネット(IoT)」の最新技術を披露した。

 安倍晋三首相とドイツのメルケル首相が見本市を視察。両政府はIoTや人工知能(AI)などの分野で協力を深める「ハノーバー宣言」を発表した。メルケル氏は「中小企業に目を向けて関係を強化したい」と語った。

 見本市でトヨタ自動車は、ドライバーが赤信号を見落としている恐れがある場合、表示とブザーで注意喚起する機能を紹介した。小型の三輪電気自動車も展示し、都市生活での利用を提案。日立製作所はAIを活用し、工場の従業員が規定の動作から外れた行動をとると、自動的に検知して知らせる技術を披露した。(共同)