Monday, March 20, 2017 11:32 AM

酒、薬物を大量摂取か 仏空港襲撃の容疑者

 パリ郊外オルリ空港で治安要員を襲撃した男が射殺された事件で、捜査当局は20日までにチュニジア系フランス人ジエド・ベンベルガセム容疑者(39)の検視を行い、血液中からアルコールと大麻、コカインの成分を検出した。犯行時、大量摂取した酒、薬物の影響下にあったとみている。フランスのメディアが20日伝えた。

 当局に身柄拘束されていた容疑者の父ら親族計3人は釈放された。

 検察当局者は、容疑者が襲撃の最中に「アラーの名の下に」などと叫んでいたと明らかにし、宗教的な動機によるテロの可能性があるとみて捜査していた。(共同)