Monday, March 20, 2017 11:34 AM

米と自由貿易推進で連携 日独首脳「北朝鮮は脅威」

 安倍晋三首相はドイツ・ハノーバーで20日昼(日本時間同日夜)、メルケル首相と会談した。メルケル氏とトランプ大統領の17日の会談を踏まえ、日本と欧州が米国と自由貿易推進で連携していくべきだとの考えで一致した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮が新たな段階の脅威になったとの認識も共有。5月にイタリアで開かれる主要国首脳会議(サミット)に向け協調を図る意向だ。

 安倍首相がメルケル氏と会談するのは昨年7月以来。今年のサミットは先進7カ国(G7)首脳のうち4人が初参加の見込みで、通算6回目となる安倍首相は12回目のメルケル氏と議論をリードしたい考えだ。

 会談で日独両首脳は世界的な保護主義の流れが顕在化する中、自由貿易の重要性を確認。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の大枠合意に向け、引き続き連携していくことも申し合わせた。(共同)