Monday, March 20, 2017 1:20 PM

日中韓歴訪の米長官非難 北朝鮮、ミサイル発射示唆

 北朝鮮外務省の報道官は20日、日中韓3カ国を歴訪したティラーソン国務長官が北朝鮮への軍事力行使も排除しない姿勢を示したことなどを非難し「世界は(北)朝鮮が高出力エンジンの地上燃焼実験で収めた勝利がどのような意義を持つのか間もなく目撃することになるだろう」と述べ、弾道ミサイル発射の可能性を示唆した。朝鮮中央通信が伝えた。

 報道官は、ティラーソン氏はオバマ前大統領と同様、北朝鮮がなぜ核武力強化に突き進んでいるのか、その「根源」を知らないと主張。核武力は国家と国民の生活を守る「最も信頼できる戦争抑止力だ」と述べた。

 また「われわれは米国が望むいかなる戦争にも対応できる意思と能力を備えている」と強調。「企業家出身の米当局者らがわれわれを驚かそうと考えたなら、そんなものは通用しないということを間もなく知ることになるだろう」と警告した。(共同)