Monday, March 20, 2017 1:20 PM

自治政府議長がカイロ訪問 エジプト大統領と「和解」

 パレスチナ自治政府のアッバス議長とエジプトのシシ大統領は20日、エジプトの首都カイロで会談、自治政府とエジプトの関係強化で一致した。パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスとエジプト政府の間に関係改善の動きがあることなどから、ハマスと対立する自治政府とエジプトの関係は険悪化していたが、「和解」を確認したという。

 エジプト大統領府は「シシ氏はエジプトとパレスチナの強固な関係を確認した。エジプトは、東エルサレムを首都とするパレスチナ国家の独立に向け、包括的で永久的な平和実現に尽力する」との声明を発表した。アッバス氏はシシ氏の招待に謝意を表し、パレスチナ問題の解決に向けたエジプトの努力に感謝したという。

 シシ氏は来月、訪米しトランプ大統領と会談する方針。エジプト大統領府によると、パレスチナ問題も議題に上る予定。(共同)