Monday, March 20, 2017 5:47 PM

米にCTBT批准促す EU代表

 欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は20日、首都ワシントンで開かれた核政策に関するシンポジウムで講演し、核開発を進める北朝鮮の脅威に対抗するため「国際社会の団結が必要だ」と訴えた。包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効のため、トランプ政権に批准に取り組むよう促した。

 CTBTは署名開始から20年以上がたったが、米国など8カ国が未批准で発効していない。モゲリーニ氏は「団結は同じルールを守ることで培われ、維持される」と指摘。「北朝鮮の核実験は、条約発効がいかに喫緊の課題かを示した」と述べた。(共同)