Monday, March 20, 2017 5:49 PM

EU離脱、政治改革訴え 仏大統領選、テレビ討論

 4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)に出馬する主要候補者5人が20日、テレビ討論会で論戦した。世論調査で首位を争う極右、国民戦線のルペン党首は「欧州連合(EU)や多国籍企業の支配からフランスを独立させる」と強調。超党派市民運動を率いるマクロン前経済相は「時代遅れとなった左右対立の政治を終わらせる」と主張した。

 中道・右派のフィヨン元首相は「規制改革の徹底」、左派の社会党候補アモン前国民教育相は「公正で清潔な政治」、極左、左翼党のメランション共同代表は「弱者救済のための政治」などを訴えた。

 フランス大統領選には計11候補が立候補。4月23日の第1回投票で過半数を獲得する候補が出なければ、上位2人が5月7日の決選投票に進出する。(共同)