Friday, March 24, 2017 10:44 AM

日航機出発時に定員超過 パリで飛行前に発覚

 日航は24日、パリ郊外のシャルル・ドゴール空港で21日午後(現地)、羽田行き046便ボーイング777が、定員245人を1人超過しているのに出発したと明らかにした。離陸前に発覚し引き返したが、昨年10月に全日空でも同様のケースが発覚、国土交通省が事前確認を強化するよう指示したばかり。日航は再発防止策を検討する。

 2人の乗客に、誤って同じ座席の搭乗券を発行したのが原因で、日航広報部は「あってはならない事態で、関係者に多大な迷惑をかけ、深くおわびする」としている。

 日航によると、60代の夫婦がカウンターでチェックインした際、女性に別の旅客の搭乗券を誤って発行し、本人確認も怠った。その後、女性に渡った席を本来予約していた乗客が、手荷物を預けにきた際に搭乗券を受け取っていないと申告したため、経緯を十分に確認せずに再発行。この結果、女性がもともと予約していた席が空席となり、キャンセル待ち客を新たに案内した。(共同)