Friday, March 24, 2017 10:46 AM

テロ実行犯、英国生まれ イスラム教に改宗か

 英国会議事堂付近で起きたテロで、ロンドン警視庁は23日、射殺された実行犯は英南東部ケント州生まれのハリド・マスード容疑者(52)だと発表した。近年、欧米諸国で相次ぐ「ホームグロウン(自国育ち)」のテロの可能性がある。

 英メディアによると、マスード容疑者は過去にイスラム教に改宗したとみられるという。また、警視庁は23日朝までに拘束した8人について、21〜58歳の男女で「テロ準備」の疑いで逮捕したと明らかにした。さらに24日、新たに2人を逮捕したと発表。これまでに逮捕していた1人を釈放し、逮捕者は計9人になった。

 警視庁によると、テロの犠牲者は3人としていたが、23日夜に75歳の男性が新たに死亡、犠牲者は計4人になったと発表した。約40人としていた負傷者も少なくとも50人に上った。うち2人が重体。(共同)