Friday, March 24, 2017 2:30 PM

国際調査団を派遣へ 人権理、ロヒンギャ迫害

 国連人権理事会は24日、ミャンマー西部ラカイン州でイスラム教徒少数民族ロヒンギャが迫害されている問題で、国際的な独立調査団を緊急にミャンマーに派遣するとの決議案を採択した。

 決議によると、理事会議長が調査団を任命し、迫害の実態や責任の所在などを調査し、今年秋の理事会会合に報告を求めている。

 決議案は欧州連合(EU)が提出。中国、インドなどが全会一致を支持せず、投票なしで採択された。ミャンマー代表が「既に政府の諮問委員会が調査を開始しており、人権理事会の関与は事態を複雑にする」と反対を表明した。(共同)