Friday, March 24, 2017 2:30 PM

研究団体幹部不明と香港紙 共産党討論会計画、拘束か

 香港紙、蘋果日報(電子版)は24日、中国共産党に関する討論会を計画していた香港の研究団体幹部の男性(81)が同日未明、行方不明となり、中国で拘束された可能性があると伝えた。

 団体は「香港五七学社」で、共産党に反対する知識人が摘発された1957年の「反右派闘争」に関する討論会を今月下旬に計画。男性から友人に24日未明、通信アプリで「捕まった」とメッセージが送られてきたといい、討論会との関連性が指摘されている。

 男性の知人によると、本人からその後「中国・深センで通関の際に数時間拘束された。2日後に香港に戻る」と連絡があったという。蘋果日報は、男性が香港の自宅から連れ去られた可能性も指摘しているが、知人は「今のところ拉致とする証拠はない」としている。(共同)