Friday, March 31, 2017 10:47 AM

名将マドン、V2へ新打線 攻撃的オーダーのカブス

 大リーグの名将が攻撃的な新オーダーをひっさげ、ワールドシリーズ2連覇に挑む。上原も所属するカブスはオープン戦34試合を終えた時点でナ・リーグ1位のチーム得点210。1試合平均にすると約6.18となり、昨季108年ぶりにチームを頂点に導いたマドン監督は「攻撃面では相当な数字が期待できる」と自信たっぷりに語る。

 1、2番に長打力がある打者を置いたのが特徴だ。先頭が俊足ではないものの一昨年、69試合で16本塁打を放ったシュワバー。次は昨季39本塁打でナ・リーグ最優秀選手(MVP)のブライアントで、昨季まで3年連続30本塁打以上の3番リゾにつなげる。より多く打席を回し、しかも打順を続けることで勝負を避けられないように意図した。1〜3番で中軸を形成するイメージだ。

 63歳の指揮官は極端な守備隊形をいち早く採り入れるなど、先駆的な戦術を使ってきた。重視するのはデータの裏付けで「自分がどれだけ正しいと思っていても間違っていることはある」と言う。今回も球団に分析を依頼し、お墨付きを得た。(共同)