Friday, March 31, 2017 10:50 AM
川重が国内商船事業縮小 造船業界、再編加速
川崎重工業は31日、不振が続く国内の商船事業の規模を約3割縮小する方針を発表した。商船の建造を国内では坂出工場（香川県坂出市）に集約し、中国にある合弁2社で強化する。
三菱重工業も同日、今治造船（愛媛県今治市）と名村造船所（大阪市）のそれぞれと業務提携することで基本合意したと発表した。国内の造船業界は韓国や中国メーカーとの競争が激化して各社の苦戦が続いており、再編が加速している。
川崎重工は坂出工場で二つある建造設備を一つに減らす。海底油田の掘削船事業から撤退することも明らかにした。生産体制の見直しで費用を減らすほか、需要の増加が見込める船舶の建造に注力し、収益力を強化する考えだ。（共同）
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