Tuesday, April 04, 2017 12:34 PM

新興国で普及し逆転 OSのアンドロイド

 パソコンやスマートフォンの基本ソフト(OS)の世界シェアで、グーグルの「アンドロイド」がマイクロソフトの「ウィンドウズ」を抜いて初めて首位に立った。アンドロイドを採用したスマートフォンが新興国で普及し、ウィンドウズが圧倒的なパソコンの販売が低迷する中で形勢が逆転した格好だ。

 調査会社スタットカウンターによると、アンドロイドが主流OSとなったのは中国やインドのほか、タイやインドネシアを含めた多くの東南アジア諸国、アフリカの大部分の国に及んだ。

 グーグルはアンドロイドを希望する企業に幅広く提供するオープンな戦略が奏功し、2000年代後半からスマホが急速に普及した波に乗った。米調査会社ガートナーによると、16年10〜12月期のスマホ世界販売台数のOS別でアンドロイドは81.7%と圧倒的な首位なのに対し、ウィンドウズはわずか0.3%だ。(共同)