Tuesday, April 04, 2017 12:36 PM

北朝鮮のテロ国家指定要求 米下院本会議が可決

 米下院本会議(定数435)は3日、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮を米独自の金融制裁の対象とする「テロ支援国家」に再指定するよう国務省に求める超党派の法案を賛成多数で可決した。上院でも審議され、対北朝鮮で圧力強化を目指すトランプ政権の判断を後押しする。

 本会議では北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を非難する決議案も賛成多数で可決。中国に北朝鮮への影響力行使を求める内容が含まれている。6日からの米中首脳会談を控え、中国企業への制裁発動を交渉カードに揺さぶりを仕掛けるとの観測も広がっている。

 法案の採決結果は賛成394、反対1。非難決議案は賛成398、反対3。いずれも共和党議員が反対した。(共同)