Tuesday, April 04, 2017 12:37 PM

カジノ整備へ政府初会合 首相「依存症対策に万全」

 政府は4日、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)導入に向け「IR整備推進本部」(本部長・安倍晋三首相)の初会合を開いた。秋に見込まれる臨時国会でカジノ運営基準を定める実施法案の提出を目指しており、夏までに大枠をまとめる。安倍首相は「世界最高水準のカジノ規制を導入し、依存症などにも万全な対策を講じて、クリーンな日本型IRをつくり上げる」と述べた。

 ギャンブル依存症に対する国民の懸念が強い中で、実施法案の検討では、入場規制や入場料の在り方が焦点となる。政府は依存症対策などに重点を置く一方で、訪日客誘致を中心とする観光振興につなげる考えだ。

 推進本部は全閣僚で構成。昨年末に施行されたIR整備推進法(議員立法)は政府に推進本部を設置し、1年以内をめどに実施法案を提出するよう求めている。(共同)