Tuesday, April 04, 2017 12:38 PM
4野党、6日審議入り反対 共謀罪法案、刑法優先要求
民進、共産、自由、社民の野党4党は4日、国対委員長会談を国会内で開き、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案に関し、6日の衆院本会議での審議入りに反対する方針で一致した。性犯罪を厳罰化する刑法改正案の審議を行うよう与党に求めることも確認した。野党は反発を強めており、共謀罪法案を巡る攻防激化は必至だ。
民進党の山井和則国対委員長は、自民党の竹下亘国対委員長と電話で会談し、刑法改正案の6日審議入りを要求。竹下氏は拒否し「共謀罪」法案を審議入りさせる考えを示した。協議は平行線となった。
与党は午前の衆院議院運営委員会理事会で「共謀罪」法案に関し、6日の衆院本会議での審議入りを提案した。対応を協議した4野党国対委員長会談の後、山井氏は記者団に「共謀罪」法案について「テロ対策の名で『1億総監視社会』になりかねない。深刻な問題をはらんだ法案だ」と批判した。（共同）
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