Tuesday, April 04, 2017 5:46 PM

EU、治安巡り討論 仏大統領選の11候補

 今月23日のフランス大統領選第1回投票を控え、11候補が4日、テレビ討論会で論争した。欧州連合(EU)の発展を唱える超党派の市民運動代表、マクロン前経済相は「開かれた経済、政治がフランスを前進させる」と主張、極右、国民戦線のルペン党首は「経済的愛国主義こそが国家再興の道だ」と述べ、それぞれの持論を展開した。

 「雇用」「治安」「社会改革」が討論会のテーマ。雇用問題でマクロン氏は「社会保障を改革し、有効な投資を呼び込むべきだ」と話し、ルペン氏は「EUを離脱し、貿易保護主義に転じなければ雇用は回復しない」と反論した。

 3月のテレビ討論会では参加者を主要5候補に絞り、「非民主的」との批判も浴びた。今回は無名候補を含む11人が1〜2分の短時間で代わる代わる発言した。(共同)